愛媛県立とべ動物園(砥部町上原町)で11日、10月までに1歳を迎えるチンパンジーの「ミライ」(雌)と「ロッキー」(雄)の誕生会があり、来園者が「誕生プレゼント」としてブドウやトマトなどを獣舎内に飾かざり付け、2頭の成長を祝った。
 飼育員の中西一則さん(54)が、チンパンジーはヒトに最も近い生き物で、複数の雄と雌で20~100頭の群れをつくるなどと解説。園で飼育しているチンパンジー6頭について「子どもが生まれてから群れの関係が良くなった」と話した。
 じゃんけん大会で勝ち残った家族連れら4組が獣舎に入って、おりの間や木の上などに果物やクッキーを飾り付け。チンパンジーが「プレゼント」を口にすると、子どもらは「食べた」「かわいい」などと歓声を上げていた。